私は今年40歳を迎えまして、歯科衛生士をしております女性です。
この職業をしておりますと、口臭に関しては一般の方々以上に興味もあり、気になるところです。
実際に私自身も、朝起きた時は口臭について気になっています。特に他人から指摘された訳ではありませんが、子どもであっても起床時は口臭が気になるものですので、大人であればほぼ100%の方が気にされていることではないかと思います。自分の口臭を自分で確認することはなかなか難しいので、尚更気になってしまうのです。
20代くらいの若い頃は、そこまで意識もしていなかったし気にもなりませんでしたが、30代を過ぎた頃から何となく口臭は大丈夫かなと気になり出したように思います。
口臭の本当の原因は?
口臭の原因に大きく関係しているのは、口の中の細菌が発生するガスですが、そもそも口の中の菌そうは個人により全然違っています。それが恋人などのパートナーとのスキンシップによって菌そうが大きく変わってしまうことが多いのです。
私は結婚相手がひと回りほど年上の人で、なおかつ口の中の状況も良いと言えるほうではなかったので、本来の状態に比べて悪くなってしまったことは確実だと思っています。歯周病が口臭の原因になることが多いですが、歯周病という病気は感染症なのでパートナーの口の状態がいちばん密接に関係してくるのです。一度感染した菌は、一生付き合っていかなければならないと思ったほうがよいでしょう。
口臭対策は唾液量を増やすこと!食べカスを残さないこと!
口臭予防として私自身が行っていることは色々あります。まず、唾液の量が少ないと口の中の菌は爆発的に増加してしまいます。しっかりと唾液を出すためにキシリトール100%ガムを1日数回に分けて噛むようにしています。
それから、あいうべ体操という口の周りの筋肉や舌を動かす体操があり、これを毎日続けることで唾液量が増えます。あとはオーラルマッサージの1つとして唾液腺を直接刺激して唾液を分泌させる方法もあります。歯科医院などで行っている所も増えてきました。
口の中のケアにも気を付けています。歯磨きに関しては最低1日3回の食事の後、朝食前と間食後に追加することも多いです。歯磨き粉も1種類ではなくて、歯周病予防や虫歯予防などアプローチの違うものを数種類用意して、毎回別のものを使用しています。手磨きだけではなくて、電動歯ブラシを使うこともありますし、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)の併用も菌を減らすためにとても重要です。
歯磨き後には、クロルヘキシジン配合の洗口剤でうがいをして殺菌するようにもしています。
現時点では思い付くもの全てを取り入れて実践しているので、他に今後試してみたい対策法は見当たりませんが、また新しい商品が発売されることがあれば積極的に取り入れていきたいと思っています。
参考記事→口臭が気になったらまず何をしたらいいの?